大人のガレージバンド「Logic Pro 8」Appleユーザーインターフェースの極み
一見するとアイコンデザインなどKeynoteにも似たAppleらしいユーザーインターフェース。
Appleブランドになってから3度目のメジャーアップグレードにして、ようやくAppleはLogicという怪物をものに出来たのではなかろうか。これならGarageBandしか知らないユーザでも臆することなくアップグレード出来る。
▼画像:旧バージョンの雑然としたウィンドウ
▼画像:Logic Pro 8でのシングルウィンドウ
先日、私も遅ればせながらLogic Proをアップグレードした。
正確には今回のバージョンからはLogic Proというパッケージ製品はなくなり、Logic Studioという音楽・音響ソリューション製品となっている。これまで別々に提供されてきたLogic ProとSoundTrack Proが同じパッケージに統合され、さらに新しくライブステージ用のMainStageというアプリと、おなじみのループ素材集JamPack数点も加わった。そのうえでの大幅値下げなのだから、これで買わない理由はない。価格的には以前の1/3程度になった印象だ。
Logicはご存知の通り、ドイツEmagic社をAppleが買収して獲得したもの。前バージョンまでは音楽ソフト独特のもっさりしたUIデザインやドングル使用など、昨今のApple製品らしからぬ印象は拭えなかった。
今やどのハイエンドソフトでも、複数ウィンドウやパレットが山のように展開されるのは当たり前の光景。Adobe AfterEffectsも同様にシングルウィンドウへの仕様変更を行っているが、あれは逆に使いにくくなったという意見も少なくない。しかしGarageBandで蓄積があるAppleだけに、存分にその経験を活かしてLogicに投入したというのがよく分かる。
今回のアップグレードでようやくLogicもAppleの色に染まったのだ。
右手にライブラリ、下部にはピアノロールやスコアといった、GarageBandライクなレイアウト。それだけではなくMIDIイベントの編集など、これまで雑多になっていたウィンドウが、欲しいときだけスッと現れてくれる。本当に、欲しいときに欲しい場所にスッと現れてくれる。これは泣ける。パソコンソフトのUIで泣けるなんて初めてだ。
これまでDAWなどの音楽ソフトを本気でオペレーションするにはマルチモニタが必須だった。しかし、このシングルウィンドウのおかげでMacBookの小さな画面でも全く苦にならず制作が出来てしまうのだ。
▼Macのバッテリー切れる前に1曲作ってアップするよ
▼なんとか曲が出来ました
先にAdobe AfterEffectsの例を挙げたが、インターフェース一新で使いやすくなるものというのは実は少ない。しかも、インストールしてすぐに馴れたとなると、他に全く例が見当たらない。起動してすぐ、シンプルかつスマートなオペレーションが可能になっている。シンプルになってはいるが、出来ることが減ったわけでもない。機能面では以前と変わらず最強のDAWであることに違いない。
Appleがやったことは、あるべき場所にそれがある、出るべき時にそれが出る、そのことを追求しただけなのだ。たったそれだけかと思うかもしれないが、例えば温泉旅館で至れり尽くせりのサービスだと感じるのはそういう面だ。
要は「おもてなし」
たったそれだけのことだが革命的なまでに使いやすいインターフェースになっているのだ。
<余談>
Logic Studio の外箱は、最近のApple製品にみられる厚手の紙のいわゆる「おもてなし箱」。そして以前のバージョンよりさらに厚いマニュアルが加わり、手下げで持ち帰るにはあまりに重い。他の買い物があったのと相まって、流石に持ちきれずタクシーで帰宅してしまった。これから購入する方には、ぜひオンライン通販での購入をお薦めする。
</余談>
▼Apple Storeで買う
Logic Studio Retail

投稿者 ジェット☆ダイスケ : 2008年3月 9日 17:51
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